
今年の夏は7月から9月初旬にかけて20名の新規学生が来日しました。
昨年からインターシップをしていた学生が18名が帰国したのでほぼ同数の入れ替わりです。
帰国した学生については、初めての海外での生活によく適応して、それぞれ半年、1年間とよく頑張りました。
日本のホテル・旅館でのインターシップは繁忙期、閑散期があり、中抜けシフトが採用されている場合もあるので、
働き方が難しく、日本人でも続かないケースが多いと聞きます。
そんな中、初めての海外での長期滞在で環境の変化に適応して修了できたのは本当にすごい事だと思います。
昨年の夏には来日直後にどうしても環境に適応できずに帰国した学生もおりました。
弊協会としても反省する部分はありますが、その学生を見ていると、そもそも文化の違いに適応しようとせずに、どちらかというと反発する傾向があった気がします。
昨今は世間でも外国人の受入れに関する議論が起こっておりますが、文化の違いに適応しようとせずに母国のやり方を押し通そうとする人は摩擦が起きやすいのだと思います。
違いに驚き、どうしても慣れないのは仕方ない事ですし、受入れする方もある程度その違いに配慮する必要があると思いますが、特に勉強の一環としてのインターンシップですので、そのような違いを体験しようという気持ちがある学生を受入れないといけないと改めて感じました。
夏に帰国した学生は仕事上の評価はそれぞれ違いますが、概ね各受入先での戦力となっていたようで、そういう外国人材は歓迎されているようです。
インターシップは期限がある仕事体験ですし、日本人スタッフと一緒に働くので留学よりも違いを感じやすく、外国人学生にとってはとてもいい機会だと思います。
実際にインターシップを経験した学生が卒業後に再度日本に来て働いたり、母国で大手ホテルに就職したと聞く事も増えてきており、弊協会の活動も一定の成果が出ていると感じています。
今夏入国した学生も1年間のインターシップを有意義に過ごしていただきたいと思います。