まだ寒い日が続いておりますが、私の方は既に飛び始めた花粉に目や鼻が反応しており、
春が確実に近づいるのを感じています。皆さま如何お過ごしですか?
今回は当協会の応募者選考についてちょっとだけ記したいと思います。
当然ではありますが当協会が仲介する応募者は受入企業様へ紹介する前に面接を含めた選考をしています。
その手順ですが、まず当協会の求人情報を見たり説明を聞いて興味をもった応募者には履歴書に加えて
チェックシートを記入してもらっています。このチェックシートは今までの経験をもとに独自に作って
いるものです。
当協会が扱っているのが外国人財ですので稀ではありますが、文化や習慣の違いから想定外のことが起
こったことがありました。例えば台湾や中国ではファッション感覚で刺青をしている方も結構おります
が、当協会が紹介し温泉旅館に赴任した方の腕にアニメのキャラクターの刺青があることがわかり、
毎日のお風呂の対応に困ったことや、台湾、中国とも少数民族などで独特の食習慣を有している方も
おり賄いが何も食べられなかったことなど赴任してからですとどうにもならないことは事前に把握して
おく必要があります。
かなり細かい点を諸々チェックしておりますが、内容は随時更新して運用していく予定です。
履歴書、チェックシートでの書類選考を通った応募者には面接を実施しております。
面接時にはまだそれぞれの国に居りますので、現地まで赴いての対面面接と、インターネットを利用して
の面接の2パターンがあります。インターンシップの受入れにあたっては現地へ赴き大学で趣旨を説明し
て面接をしています。学生が日本でインターンシップ中には大学から先生が状況確認に来ることがありま
すので先生とお会いして打合せをすることも目的の一つです。
ワーキングホリデーでの応募者との面接はほとんどインターネット回線を利用して行っています。
台湾や中国では日本以上にインターネットが普及しておりますので面接は不自由なくできます。中には
自己紹介文をPCの前に貼って読み上げている方やスマホを自分で持ちながら屋外で面接を受けようとす
る方もおりますが、逆にその方を理解するのに役立つのでいいかと思っております。
一通り面接まで終わってから求人企業へ紹介をしますが応募者の人物像をどのように伝えるかということ
はこれまでとても苦労してきました。面接官は年間数百人と面接をしているのでポイントを掴んではおり
ますが、どうしても主観が入ってしまいます。そこで最近は面接時に動画を撮影して提供するようにして
おります。このことによって日本語能力や応募者の実際の表情を確認でき、よりミスマッチが少なくなる
のではないかと思います。
さらに最近導入を検討しているのがWEB適性検査です。
人間には顕在意識と潜在意識があり後者が90~95%あると言われていますので面接だけでは見極め出来
ない内面や特性があるのは事実です。適性検査は専門家の開発した簡単なテストでその人の特性を定量的
に示してくれます。インターンシップでは1年間という比較的長期間滞在する学生も居りますのでこの検
査も取り入れてミスマッチを防いでいこうと考えています。大手企業の採用試験では行われております
が、当協会の扱う人財が外国人であることから今まで中々導入ができませんでした。しかし、今年に入り
ある情報筋からWEBでできる適性検査を知りました。
ミスマッチを減らし、お客様の満足度をupさせるのは当協会の責務です。
みんなにとって良かったと思えるような出会いを創っていくよう日々努力しております。