6月中旬から7月末まで毎週のように新規学生の配属があり、ブログ更新がすっかり滞ってしまいました。
空港と受入企業、役所(住民登録や保険加入手続き)を何度も往復した日々でしたが、
この夏に受入れた学生は昨年後半から手掛けて来た業務でしたので、無事に受入れることが出来て一安心するとともにとても嬉しく思います。
今回受入れたのはほとんど台湾の大学生でインターンシップかサマージョブのどちらかの制度を利用して来日しました。
インターンシップは大学の単位になるのに対して、サマージョブは単位にはならないのですが、両方とも日本での就業体験です。
台湾の大学は2学期制で、多くの学校は9月から2月までが前期、3月から6月までが後期になります。
後期の授業が終えすぐに来日してきた訳です。
カリキュラムの中で「企業実習」が義務付けられており、学校側はインターンシップを「企業実習」に割り当てているので予定期間きっちり働き、受入企業に一定以上の評価をもらえないと単位が取得できません。
夏休み返上で「企業実習」に取り組まなければならないとはとても厳しく感じますが学生達はそれに対しては不満は言いません。
実習は時間数が決まっていますが、それをこなすには半年または1年間が必要です。ただ、台湾内での実習と組み合わせたりするので日本での滞在期間はバラバラです。今回の学生も2ヶ月間~12ヶ月間といろいろなパターンがありました。
来日し数週間から1ヶ月程経ちましたが、どの学生も最初は環境に適応するのに必死です。
ネイティブが話す日本語はスピードも速いし、聞いたことがない単語も出てきます。
それに加えてアルバイト経験も少ない学生が仕事も覚えないといけない。
自分の学生時代と比較しても台湾の学校はかなり厳しいと感じます。
短期間ではありますが日本での生活でいろいろな体験をし、まずは日本語力をアップさせてくれれば私達も嬉しいです。初来日の学生はカルチャーショックを受けるかもしれませんが、それもいいのではないかと思っています。
彼らの受入れが始まる前、昨年から埼玉でインターンシップを行っていた学生の帰国もありました。(一番上の写真)
8ヶ月間受け入れをしていただいた企業様では送別会や出発セレモニーまでやっていただき、寮では涙の別れになりました。所属部署では最終的には欠かせないメンバーなったようで皆さん帰国を惜しんでいたとも聞きました。
当協会の地元埼玉で記念すべき受入れ第1号、インドア派の黄くんと対照的な林くんという個性的なコンビでしたが無事に修了し単位も取得できたようです。8ヶ月の間にはストレスも多かったみたいですが、最後には「日本に来てよかった」という言葉を聞くことができました。帰国後はすぐに大学を卒業し、1年間の兵役が待っているそうです。将来はワーキング・ホリデーでの来日も検討すると言っておりました。また縁があるのかわかりませんがその際は全力で応援します。関係皆様に感謝申し上げたいと思います。